郡上市で毎年7月中旬から9月上旬の33夜行われる『郡上おどり』。
特に盂蘭盆会(うらぼんえ)、俗に言う「 徹夜おどり」の8月13日から16日にかけた4日間は、老若男女、地元民・観光客をとわず、夜を徹して踊り明かします。
国の重要無形民俗文化財にも指定されている、にぎやかな盆踊りです。

徹夜踊りの初日13日に、ちびのぶと、会場となる郡上八幡の町に行ってきました。
郡上八幡は、美しい水に恵まれ、古い町並みの残る風情あるたたずまいの町です。
徹夜踊りは8時からなのですが、祭りの時期の駐車場は夕方から近いところは満杯になってくるので、早めに着いて、祭りの開始前に、清流に足をつけて涼んだり、郡上八幡名物ともなっている「食品サンプル」のお店を見たりするのもいいですね。
川には灯りがともされ、美しいです。
(徹夜踊りの日の駐車場は大体どこも一律、夕方6時~1回1000円です。)

いよいよ祭りがはじまると、会場の真ん中、十字路の中央に組まれた屋台の上で、生演奏の踊りの音楽がはじまります。
各四方にのびた道路には、人々が4重、5重にぎっしりと列を組み、みなが盆踊りを楽しみます。4日間で25万人を動員する祭りですから、それはもう圧巻で、むしろ踊っていないと疎外感を感じるほど。
踊りを知らない観光客も大丈夫。地元の方々のフリを見よう見マネで。曲は10曲ありますが、1曲が結構長いので、そのうち覚えていきます。「郡上のナァ~八幡、出てゆく時は、雨も降らぬに袖しぼる…」ではじまる「かわさき」、アップテンポの「春駒」など…。
踊りつかれたら、列から出て屋台を楽しんだり、また好きなときに踊りに加わったり。
この日、突然激しい雨が振り出しました。踊りを踊っていた人の大半がすぐ近くの民家などの軒先に雨宿り避難したのですが、地元の方々はとても熱くて、携帯とカメラとお財布だけを知り合いに預けたら、また浴衣ごとビショビショのまま踊り続けに行くのです。そんな地元の人同士の会話を軒先で聞いていたら、地元の方たちの踊りにかけるプライドと情熱が伝わってきました。
生演奏も「雨が降ってぇもぉ~踊りつづけぇるぅ~」とアドリブがはいって、粋でした。
たしかに、こんな熱気が毎年連夜続くなら、踊りを誇りに思うでしょうね。
こうした踊りが大好きな人たちのことを、この町では「踊り助平」と呼びます。
※近隣の白鳥でも、同じく「白鳥おどり」が行われます。こちらは12日~15日が徹夜おどりとなります。